2010年10月09日

Perfume - AKI HA BARA(2005)

Perfume LIVE@TOKYO DOME

ラジオ『Perfume LOCKS!JFN系の、
11月3日の東京ドームライブに向けて、Perfumeの10年間を研究せよ

というお題(研究課題)。

今回の(大体の)書き起こしは、9月23日放送分です。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

アミューズに所属して3枚の全国インディーズシングルを、前年度にリリース。そしてついにメジャーシングルをリリースする2005年ですが、バラ色一色とはいかなかったようで・・・。
血迷っていた”で有名な(笑)2005年ですexclamation×2
ウルトラサーバー「2005年のパフュームを研究せよ」

かし「今夜は2005年。」

のち「2005年です。“血迷った”という(笑)あの。」

あ〜「あの、ウワサの(笑)。」

のち「ウワサの2005年。」

あ〜「迷走の時期ですね。」

かし「一番迷走してましたねー、この時期。」

あ〜「まあでもねー、色んなことやらしてもらって、凄い充実してた年だったと思います。」

かし「そうだね。」

のち「結果ね、充実してた。」

あ〜「ま、2005年といえばメジャーデビューの年ですが、この時はほんと最後の。」

のち「広島限定デビュー。インディーズデビュー。そして、」

三人「メジャーデビュー。」

のち「最後の砦。」

あ〜「そうです。もう最後の、最後の最後です。もうメジャーですから、これでダメならもうダメ。」

のち「もうダメ。」

あ〜「それでもう決意を固めて・・・。」

かしのち「うん。」

あ〜「・・・頑張った年っていうのは凄い覚えてて。
あれ覚えてる?あの、レコード会社の方に、なんか挨拶みたいなんに行って、会議みたいな、新曲とかメジャーデビューとかそういうのやる人が挨拶しにくる会議現場みたいな所で。」

かし「覚えとる、覚えとる。いろんなとこ回ったよね。」

あ〜「そうそう。「Perfumeです。よろしくお願いします。」みたいな。皆に「制服で来てるよー。」みたいな(言われて)。」

かし「うん。うふふふ。」

あ〜「んな事言われてー、で凄い「頑張ってね。」みたいな事言われたから、「ガンバリます!」みたいな、そんな前向きな感じになったのに、終わって(次は)偉い人にね、いっぱい挨拶しに行ったじゃん。」

かしのち「うん。」

あ〜「なんか「(こちらは)“何とか部長さん”です。」「ど、どうもお願いします。」「“何とか課長さん”です。」。」

三人「「ど、どうもお願いします。」。」

あ〜「「“社長さん”です。」。」

三人「「あ、どーもよろしくお願いします。」。」

あ〜「「この人がPerfumeをつなぎ止めてくれた、凄い人です。」。」

三人(テンションを上げて)「「やっ!はーっ!や、どうもありがとうございますーっ!」(笑)。」

あ〜「(笑)で、そうやって言ったんだけど、(ここであ〜ちゃん得意の憑依芸)ま、あと3枚*1。3枚出してあげるから、まあいい思い出に。次の、ま、道も考えといて。みたいな…。」

のち「そうそう。」

あ〜「そういう事をね。」

のち「高二だっけ?」

あ〜かし「高校二年生。」

かし「いい経験になるから。みたいにね。」

のち「ね・・・。あれって…。」

あ〜「・・・えっ!?って。
今!いま、いいいいい、イイ感じにいこうって時なのに、みたいな。」

かし「うん…。」

あ〜「で、いっぱい挨拶して、超前向きな気持ちになって頑張りたいって思いでさ、溢れんばかりなのにさ。」

かし「ねえ。希望に溢れとった時よね。やっとメジャーデビューができる!ってなって。」

あ〜「でさ、ほんとに「ありがとうございます!ありがとうございます!」ってさ、もうさ顔なんて上がんないわけよ。もうずっとこの状態(頭を垂れる)ですよ。」

かし「うん・・・。」

あ〜「びっくりしたよね。」

かし「びっくりした、あのひと言ねぇ。」

あ〜「えっ!?って。」

のち「こんな感じ(で軽く言われた)だったよね。いい経験になるんじゃない?みたいなこと言われて(笑)。」

かし「おいおいっ!って(笑)。」

あ〜「えぇーっ!?って思って。それまでは何を言われても、なんかこう…衣装がさ、結構さ勝手に『クールビューティー』みたいな感じのさ、キャッチコピーになっとってさ。」

かし「そうだよね。」

のち「リニアモーターガール*2。あれ、黒い衣装で。」

かし「なんかね、インディーズはレトロだったけど、急に近未来に変わっちゃったんだよね。」

あ〜「そう。で、シュッシュッとしとってさ。」

かし「サイバー的なねー。」

あ〜「(そんな)感じになってさ、びっくりしたじゃん。」

かし「スリットどこまで入ってんの?*3みたいな。」

あ〜「スリットここまで入っとったよねえ。」

かし「腰まで入ってたねー。スパッツ見えてますっていう。」

あ〜「そう、近未来的なハイレグだよ。」

かし「ふわっははは。」

あ〜「結構衣装もこんな感じだしさー、*4とか見せられてさー。「こんな感じの世界観でいくから。」みたいなさー。…言われてさー、びっくりしたじゃん。」

かしのち「うん。」

あ〜「んなところにさー、3枚だけ出してあげるから。。」

三人「・・・・・・・。」

あ〜「・・・ぎぃぃえぇぇーっ!!!みたいな。」

のち「すっっごい悔しかったよね。

あ〜「めっちゃ悔しかったよね。でも…あの時だけさー、なんか話したよね。」

かし「なんか、帰り道に。」

あ〜「うん」。

のち「のっちホントに、結成してからー、短いとかその場だけのグループってわけでもないし、それをさー、ずっと頑張ってきたのに、ポンと入ったあの〜レコード会社の…偉い……なんも分からん人にさぁ、なんか3枚だけ出してもう解散して、なんかいい思い出みたいな。
思い出!?みたいな。これからあたし達頑張っていくのに、「何言ってんの!?」*5と思って。」

あ〜「うん・・・。」

のち「三人で帰り道歩きながら、凄い言ってたよね、なんか。」

あ〜「言ってた(苦笑)。」

のち「「なんなん!?どうしたん、あれ?」って(笑)。」

あ〜「広島弁炸裂みたいな感じで(笑)。」

かし「珍しくねえ(笑)。」

あ〜「言っとったし…、」

のち「悔しくて。」

あ〜「…そう。(みんな)同じように思っとったしね。」

のち「あの坂道は忘れんねー。」

あ〜かし「忘れんねー!」

かし「あの坂道ね。」

あ〜「あの坂道は忘れん。」

のち「うん。ま、でも今となってはその悔しさっていうのが凄く…バネになって・・・。」

かし「言ってもらえたからこそ、もっと強く、メジャーデビュー後も頑張っていこうと思う気持ちが出てきて。」

あ〜「ほうじゃなー。今、カツサンド持って来てくれるよね。」

のち「あはははは!(爆笑)」

かし「差し入れね。」

のち「あの時のね、その悔しさってのは忘れられないですね。」

あ〜「あの言葉は忘れんね。……こんな、根に持っちゃいけんじゃろ(苦笑)。」

のち「くふふふふ(笑)。」

あ〜「他人(ひと)が言う言葉ってさ、結構あんまり覚えてなかったりさ。あたしも言っとることとかさ、自分もあんまり覚えてなかったりするけど、それが結構他人(ひと)を傷つけてたりさ、根に持っちゃったりするけど、彼はたぶんそんなに、別に(悪意を)思って言ってないわけよ。」

のち「たぶんね。」

かし「高校生の三人と何を話していいかとか、迷った結果・・・、」

あ〜「そうそう。あれ、あれが現状…の言葉だったんと思うんよ。」

のち「あの時はね。」

かし「本当のね、本当の意味、」

のち「事実をね、話してくれた…」

あ〜「そうそう、事実を言ってくれたんだけど、ウチらには結構厳しいこと過ぎて・・・(苦笑)。」

かし「うははは(笑)。」

のち「厳しくって…。」

あ〜「どきーっ!としたけど(笑)、あれ、感謝だね。」

かし「うん。」

のち「ほんとに。」


あ〜「・・・とまあ、そういう事をやりつつ、秋葉原でもストリートライブ*6をやって。」

のち「そう!」

かし「この時結構やってましたね。」

のち「うん。メジャーデビュー前とか。」

あ〜「前に。うん、やってたね。あのー、『打ち水大作戦*7』とかいって、アニメ*8に声ね入れたりして。」

かし「そうそう。声優したりとか。」

のち「声優の桃井はるこ*9さんと、あの、出逢いがあって、桃井さんとアキハバラブ*10っていうね、秋葉原の歌を歌ったりとか、桃井さんのきっかけで、なんか『打ち水大作戦』っていう何か大きい・・・○×(聞き取れず)みたいな。」

あ〜「大きいね、凄い何か△※(聞き取れず)のキャラクターみたいな感じで、愛知万博出たよね。」

かし「出たね。」

のち「出た!万博でモリゾーとキッコロと一緒にねー、」

三人「打ち水したんよ!!*11(笑)」

あ〜「打ち水音頭とか踊ったりして、ね。ウラ…裏でも完璧だったよね、モリゾーとキッコロはね。」

のち「キッコロの方が動きにくいらしいね、あれ(笑)。」

あ〜「あ、そうなん(笑)。」

のち「うっはっはははは(笑)。」

かし「○×△※☆(聞き取れず)だね(笑)。」

あ〜「あとさー、秋葉原のこの歌さ、『アキハバラブ』って歌じゃん?でさぁ、レコーディングの時「♪アキハバラ〜」って歌ってね。」

のち「「♪アキハバラ」って言ってないね、確かに。」

かし「(最初に歌詞を)もらった時は「♪アキハバラ」だったんだよね。」

あ〜「うん。で、歌ったんだけど、出来上がった時は「♪アキハバラ」になってた(笑)。」

かし「歌詞も対歌詞もなってた(笑)。」

あ〜「「あれ?大人ー?♪」みたいな(笑)。」

かし「あはははは。」

あ〜「大人の、そーいうの。」

かし「「え?ホントに?“ブ”って言ってないけど、大丈夫なんですかぁ?」っていうのを聞いたけど、「歌うときに「♪ラ」って言えばいいから。」みたいな。」

のち「あっははは。」

かし「あーっ、そうなんですねぇ?って(笑)。わかりましたぁって。」

あ〜「そんなんでいいんだ(笑)。」

のち「大人ってすげぇーっ、みたいな(笑)。」

かし「へぇーっ♪確かに確かに(笑)、みたいな。」

あ〜「みたいなのねー、凄いあったけどねー。」

のち「・・・凄いでも…よかったよね。」

あ〜「あれね、あの歌いい歌だよー!」

のち「いい歌。」

あ〜「うん。」

のち「いい歌だし、なんか凄い“熱い思い”みたいなのもね、色々あったし。」

かし「そうだね。」


あ〜「だから9月21日にメジャーデビューですよ、リニアモーターガール。」

のち「うん。(メジャーデビュー)した。」

あ〜「(このO.A.の)2日前?」

かし「そおだね。」

のち「一昨日!5周年!」

あ〜「5周年経ちました。」

のち「メジャーデビュー5周年!おめでとうございま〜す♪」

パチパチパチ〜(拍手)

あ〜「おめでとうございま〜す。ほいで〜、生放送*12しましたね。」

かし「そう。しましたねー。」

あ〜「はーい。とまあ、こういう風に“クールビューティー”になって、結構迷ったりもしたけど、最後にこれ頑張んないと最後だよ、っていう…のが、凄いあったから・・・。」

かし「そうね。デビュー三回目だし。」

あ〜「うん。」

のち「してしまったもんね、ついに。メジャーデビューを。」

あ〜「それ…の思いは凄いあったね。」

かし「失敗は許されない、みたいなね。」

あ〜「(失敗したら)本当に広島に帰んなくちゃいけない。」

のち「これでダメだったら・・・。」

あ〜「ずぇ〜ったいに、帰んなくちゃいけない。」


あ〜「それで2006年はまたシングルをリリースして。」

かし「はい。」

あ〜「あの・・・3枚目が来るわけですよ。「3枚まで出してあげるから。」と。あの人は言ったんですけど、頑張らなくちゃいけない年ですね。」

かし「その…2枚目、3枚目が出た年。」

あ〜「出た年。」

かし「その後どうなるのかっ?」

あ〜「はい〜。つづくっ・・・。」


最近になってようやくQuickJapan(74号。77号は店頭に無かったので、友人に借りて読んだ)を手に入れた体たらくのワタシ。単に新参者という事を置いても、Perfumeの過去で知らない事はまだまだいっぱいあります。

そのひとつに、今回話しに出た
3枚出してあげるから
という言葉。

『リニア』『シティ』『エレワ』は“近未来三部作”と言われていますが、そんなのはどうせ後付けでしょと思っていました。
ほら、シリーズものの映画なんていい例じゃないですか。“三部作”なんて言ってるけど、第1弾の大ヒットを受けて、いけしゃあしゃあと「実は三部作ですねん」なんて顔をして作ってるじゃないの(と、ワタシはこのテのものを強く疑う性質(たち))。
“近未来三部作”も同じようなもんでしょ。と思っていたのですが、今回の放送でどう転んでも3作リリースは最初から確約されていた様子。
また、リリース契約において『シングル3枚+アルバム1枚』というのは、結構ベタなものなんだそうです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ここで興味深いのは、3作リリース(=メジャーデビュー)決定のタイミングと、リリース日のズレ。
そして1stメジャーシングルより先にリリースされた、『アキハバラブ』の存在。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

この『Perfume 10th!』カテはただでさえ長文テキストなのにあせあせ(飛び散る汗)、今回は記述を調べるに興味深いレポやブログに数多く触れまして。。。
各々リンクを張っちゃえば事足りるのですが、自分としてもそれらを整理(ワタシの新解釈は別にありません笑)する作業で、少しでも理解を深めようかな、と。

参考させていただいたブログは以下の通りです。いずれも既出の公式文献(インタビューなど)から事実(≠真実)を時系列に理解し、ご自分の考察をまとめておられます。
ま、ぱふゅファンには元々有名なブロガーさん達ですがwww

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

彼らの考察で必須資料となっているのが、篠木雅博氏のインタビュー記事。
篠木氏とはアミューズからの“Perfume推し”のプッシュを受け、自社(徳間タン)との契約にOKを出した人物。
ちなみにこのインタビュー記事は、Original Confidence 2008/02/18号に掲載され、業界紙という性格のためか、5000円というドえらい価格なのだとかがく〜(落胆した顔)

以下、自分が理解しやすいように時系列にまとめてみます(事実誤認はご指摘があり次第、訂正致します。また新参ファンのまとめなので、同じようなキャリアの方はウチの情報を鵜呑みにしないようにwww)。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

まず上京してからのPerfumeのレコーディング曲。
2003年に『おいしいレシピ』『スウィートドーナッツ』『ジェニーはご機嫌ななめ』。(「2003年振り返り」の本人達の発言
それから早い時期に作られたらしい『モノクロームエフェクト』。(「Aerodynamik - 航空力学」さんから、木の子さんのトークイベント

その後1stの『スウィートドーナッツ』を発表。
翌年に『モノクロームエフェクト』。
9月に『ビタミンドロップ』。

そして当時未音源化の曲として、『コンピュータードライビング』。(亀戸で既に披露済み)
同年12月16日のShibuya O-Crestでは『イミテーションワールド』『カウンターアトラクション』『ファンデーション』『Perfume』が既に存在していた事も明らかに。(セットリスト、レポは「シェルター」さんから)

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

レコーディング曲数はそれなりにある。
その中からメジャー1stに『リニア』が選ばれたのはなぜ?
そもそも上京してきて、まずはインディーズレーベルからという手順を踏んだわけは?

その辺の考察が、先述の諸先輩ブロガーさん達によって成されているわけです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
インディーズレーベル
BEE-HIVEレコードは、アミューズ+(TSUTAYAで有名な)カルチュア・コンビニエンス・クラブのレーベル。
同じBEE-HIVEのBuzyやBOYSTYLEが、テイチク傘下から同時期にメジャーデビューを果たしている事から、
      ↓ ↓ ↓
Perfumeはメジャーレーベルに引き受けてもらえなかったのでは?と推察されています。

つまりインディーズ3枚の2003年4月(上京)〜2004年9月(3rdリリース)という期間は、メジャーの買い手をアミューズが探している期間だった、という考察です。

売り込み
その売り込みの事実のひとつとして明らかになっているのが、先述の篠木氏のインタビュー。

篠木氏はストリート系音楽に特化した戦略を掲げていたという、アミューズ+ビクターの「リワインド・レコーディングス」の制作部長を経て、その後TJC(徳間タン)に移りました。
そんな篠木氏にPerfume売り込みをかけたアミューズ陣が、
中村新一氏・石井氏・山本史朗氏
の三人。
  • 中村氏…初代チーフマネージャー。Perfumeの大ブレイク前夜に他界。
  • 石井氏…初代マネージャー。Perfumeから絶大な信頼を寄せられている。
  • 山本氏…二代目マネージャー。もっさんと呼んだ方が分かりやすい。
      ↓ ↓ ↓
時に2004年9月の出来事。
インディーズ3rdシングル『ビタミンドロップ』のリリース月である事から、かなりの焦りもあったと推察できます。

売り込みを受けた篠木氏の言葉。
「何とかして売り出したいユニットがある」ということで、私のところに相談にきてくれた。

活動の中心となっていた秋葉原や原宿などに、視察にも出向いた模様。
正直、直感が働いたとか、確信が持てたというおこがましいものではなくて(笑)。
      ↓ ↓ ↓
あまり評価は芳しくなかった様子あせあせ(飛び散る汗)
それなのになぜ、篠木氏はPerfumeとの契約を決断したのでしょう?
      ↓ ↓ ↓
相談に来てくれたアミューズのスタッフの情熱ですね。これがすべてかもしれません。

「若き情熱」とそれを受け止める「大人の柔軟性」。
アイドルのプロモーション・ノウハウをあまり持たないTJCとの出会いが、Perfumeにとって結果的に功を奏したと言えましょう。
Perfumeが後から出てくるフォロワーに全く動じない“唯一無二の存在”でいられる(努力に裏打ちされた)奇跡は、こういった事象でも証明されているかのようです。

コントロールしているのは誰だ?
中村氏+石井氏+山本氏の情熱と、篠木氏の男気(?)によって、メジャー契約を手にしたPerfume。
      ↓ ↓ ↓
しかしその後、問題の「メジャー3枚がいい思い出になるから」発言で、彼女たちは凹むわけですがわーい(嬉しい顔)あせあせ(飛び散る汗)
誰の発言だったのかとかそんな事より、伝えたかった本当の趣旨とかそんな事より、やっぱりもう少し別の言い方、配慮があって然るべきでしょう、と思うのが普通ですよね(笑)。

さて、無事メジャーシングル3枚が確約されたPerfumeですが、この時点で先述の未音源化作品、
  • コンピュータードライビング
  • イミテーションワールド
  • カウンターアトラクション
  • ファンデーション
  • Perfume
の5作品が存在します。

これらではなく、新たに『リニアモーターガール』が1stに選ばれた理由は、比較的明瞭のようです。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

当時のPerfumeのキーワード、「アキバ」「近未来」などから
当時のつくばエクスプレス開通とタイアップして「リニアモーターガール」という展開はどうか
と、篠木氏自身が私見を述べた事がある、と証言しています。
彼女たちは、誰がコントロールしているかわからないユニットなんですよ。誰かがコントロールしたがってるとは思うけど、僕は音楽の部分では誰にもコントロールされないし、他の部分には手を出さない。
(中田ヤスタカ:「QuickJapan Vol.74」)
      ↓ ↓ ↓
こう語るヤスタカ神ですが、「リニア〜」のコンセプトはどうやらレコード会社側の意向によるものだったようです。

しかしながら篠木氏も「私見は述べても、総合プロデューサーのような立場はとらない」「基本的に若い人に託す」といったスタンスを告白しています。
音やPV映像など、各分野の若いスタッフが能力を発揮していく‐そういった集合体がPerfume、TEAM Perfumeとも言え、それがヤスタカ神をして“誰がコントロールしているのか、誰がプロデューサーなのか分からない”チームになっているのでしょう。

そしてそれもまた、“唯一無二のPerfume”の根幹なのです(あ、断言…あせあせ(飛び散る汗))。

アキハバラブ
では「リニア〜」より先に世に出た『アキハバラブ』とは、いったい何だったのか?

まず篠木氏のインタビューで、アミューズからのPerfumeプレゼンが
テクノサウンドに乗せた近未来型アイドルというポジションで、秋葉原のコアな層を中心に展開している。
だったのが分かっています。
      ↓ ↓ ↓
そのプレゼンを受けて調査に向かうTJCですが、前述のように
正直、直感が働いたとか、確信が持てたというおこがましいものではなくて(笑)。
といった感じを受けるわけです。
しかしながら、これまでのアミューズの努力を買ったのか、秋葉原での展開に挑戦していきます。
      ↓ ↓ ↓
結果生まれたのが『アキハバラブ』。
秋葉原の女王・モモーイ(桃井はるこ)と組むのは、必然だったと言えるでしょう。

問題はモモーイと組んだ事より、秋葉原戦略そのものだったのでは。。。というのが「Perfumeとグルメ日記」さんの考察。

『秋葉原のコアな層=2次元ヲタ』とキメウチしてるところは、ちょっと乱暴かな?とも思いますがたらーっ(汗)、とにもかくにも、そんな2次元ヲタに『3次元丸出しのPerfume』がウケるわけがない。
アキバでPerfumeに熱中していたのは、Perfumeのためにわざわざアキバに出向く「アキバの外の人」だったのだ‐という考察です。

いずれにせよ近年の声優的人気(←これがアキバを制する事なのかどうか、自信はありませんが……)を得られなかったPerfume。
秋葉原戦略から方向転換を指示したのが、【「リニア〜」コンセプトの篠木氏、つまりTJC】だったのでは。
そして1st『リニア〜』リリースに向け動き始めた頃、のが8月29日の『アキハバラブ』リリース・・・(TJCとしては「我関せず」「見て見ぬふり」だったとかかな?ww)。

これが3週間後にメジャーデビューを控えながら、『アキハバラブ』リリースが行われた真相・・・・・?
いやはや、真実は分かりません(笑)。

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

ただ言える事は、こういった経緯が(真実とは異なっていても)想像されるにあたり、「アキハバラブ」を単純に黒歴史化するのは、桃井はるこに対して随分と失礼な行為なんじゃないのかな?と思う次第なのです。


*1 3枚
いわゆる近未来三部作のこと。『リニアモーターガール』『コンピューターシティ』『エレクトロ・ワールド』を指す。

*2 リニアモーターガール
リニアモーターガール.jpg作詞:木の子、作曲:中田ヤスタカ。メジャーデビュー第1弾シングル。9月21日リリース。延々「♪リニアモータガール〜」と歌う。近年のライブではまずお目にかかれないが、振り付けはかなりイカしているだけにもったいない。c/wは『ファンデーション』と『コンピュータードライビング』。
(ジャケ写は公式サイトから)

*3 スリットどこまで入ってんの?
LMG.jpg確かにスパッツ丸出しです。

*4
fifth element.jpg映画『フィフス・エレメント』(1997年・仏)をモチーフにしたらしい。

*5 「何言ってんの!?」
この場面、のっちが相当入れ込んで話しているのが分かる。当時の“坂道での会話”は、これの10倍増し位だったのかな。

*6 秋葉原でもストリートライブ
Perfume 秋葉原ストリートライブ.jpg3月13日、秋葉原の歩行者天国で初のストリートライブを敢行。午前の部は順調に終えたものの、午後は1時頃に降り始めた雪により歩行者天国が解除され、やむなく歩道でのゲリラライブを行ったため、私服警官にライブ中断を命じられる。にもかかわらずこの娘たちは怯まなかったのか(笑)、ついには制服警官まで出張ってきての解散指示を受ける。ロックだ(笑)。当時のアキバニュースはこちら
(写真は『Perfumeやカープや音楽その他色々』様から)

*7 打ち水大作戦
uchimizu_s.jpg国土交通省、環境省、東京都などが後援する、ヒートアイランド対策の一環としてのイベント。Perfumeが参加したたのは秋葉原を中心に東京で行われる打ち水イベント、『うち水っ娘大集合!in AKIBA 2005』(7月24日)。
(写真は『Perfumism』様から勝手に直リンク)

*8 アニメ
uchimizu_anime.jpg「アニマトリックス」(2003年)「鉄コン筋クリート」(2006年)などで知られる、STUDIO4℃が制作した『打ち水大作戦!2005』プロモーションアニメ。Perfumeは主人公の「GLOBAL WARMING BUSTERS(地球温暖化阻止隊?)2℃ちゃん」を演じた。キャプチャ画面の左のキャラがあ〜ちゃん、右上がのっち、右下がかしゆか。もちろん噛み様の怪しい仕事ぶりも堪能できる(笑)。

*9 桃井はるこ
シンガーソングライター。声優。自己プロデュース力に長ける多才な人。
そして、「萌え」や「み な ぎ っ て き た」など、余計な知恵をTV Bros.誌を通して、筆者に吹き込んだ罪な人でもある。

*10 桃井さんと『アキハバラブ』
AKIHABALOVE.jpg「打ち水大作戦!2005」キャンペーンソングのシングル『AKIHABALOVE』。作詞作曲プロデュース:桃井はるこ、編曲:齋藤真也。NAKiDレーベルから8月29日リリース。3週間後に『リニア〜』でメジャーデビューを控えていたため差別化が必要だったのか、桃井と共に『ぱふゅーむ×DJ momo-i』という別(旧)名義を使用している。
内容は本編とc/wの『karaoke』。さらにDVDが付いており、内容は先述のプロモーションアニメ、振り付けのついたPV(フロントショット・バックショット・カット割りありのアップショットという、3アングルを収録)。さらにPVの前後にコメントトークが付くという、サービス満点なんだかくどいんだか(笑)、とにかくそういう内容。
すっかり黒歴史化されているが、曲は打ち込み系の歌謡ポップとしてはありがちなものの、闇に葬るような出来ではない。ただ目の前のメジャーデビューを控えて、このリリースのタイミングは何だったんだろう?・・・ああ、それが“血迷ってた”って事なのか?(笑)
本文に戻る

*11 打ち水したんよ!!
uchimizu_Nagoya.jpg2005年3月〜9月に名古屋で開催された『愛・地球博』。公式キャラクターは濃い緑色のでっかいのがモリゾー、少し小さい薄緑色がキッコロ。
(写真は『名古屋打ち水大作戦本部』から直リンク)

*12 生放送
公式資料は見つかりませんでしたが、熱心なASHファンの方のブログ内容から、リリースから3日後の9月24日、広島FMの公開収録番組『SUNMALL LIVE ON RADIO』に生出演した際の話だろうと、当ブログではキメウチさせていただきます。


※記述には出来るだけ配慮していますが、事実関係の誤認や聞き取りミスなどがあれば、コメントなどで訂正指示をいただきますようよろしくお願い致します。
posted by Gen◇◆ at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | Perfume 10th! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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