2009年04月25日

「新宿事件」を観た

(この記事はT-Blogから引っ越してきました)

久しぶりの更新で、
「なぜゴローちゃんの時は“稲垣メンバー”で、
ツヨシくんは“草ナギ容疑者”なのか」
少し疑問に思う、という書き出しから始めるGenちゃんです。

前回が『誠ショック』で終わってたので、どう再開しようかと思ってたんですが。。。(ようやく立ち直りましたあせあせ(飛び散る汗)
ところで上の話は、“容疑者”で当たり前なんですが、
“メンバー”表記でもう少し世間を笑かしてほしかったです。

酒は飲んでも飲まれるなですよ、ほんと。



で。

間違いなくスタートダッシュに失敗したタイガースを尻目に
――本日はノーミ王子の完封劇だったそうですねexclamation――、
試写会に当選したので、

ジャッキー・チェン主演
新宿インシデント
を観てきましたよ映画

JC-chirashi1.jpg(クリックすると画像が拡大します。)

米国で主演できる数少ないアジア人俳優、ジャッキー・チェンの最新作。
アクションもコメディも封印しての、彼のキャリア初となるバイオレンス作品です。

時は1990年代の日本−新宿−。
ジャッキー演じる鉄頭(テイトウ)は、中国からの密入国者。
日本に留学した後、音信不通となった恋人、シュシュ(シュー・ジンレイ)の身を案じ、寒村でのトラック整備士の仕事を捨て、若狭湾から多数の中国人と共に上陸。

仲間がいる新宿に何とかたどり着くも、常に日本警察の目から怯える毎日。
おまけに外国人不法労働者にまともな仕事など無く、食うのに精一杯の日々が続く。
それでもギリギリ“裏仕事”には手を出さないプライドだけは保っていた。

そんな時、ついにシュシュの消息を知る。
彼女は、日本の広域暴力団《ヤクザ》の幹部、江口(加藤雅也)のパシタ(女)となっていた。

愕然とするテイトウだが、ある理由から中国に戻る事もできず、
かと言って日本でこのまま、虫ケラ同然に生きていくのも耐えられない。
「身分」を得て、こそこそせずに生きたい。

その「身分を買う」ために、ついに“裏仕事=犯罪”に手を染めていく。
同胞のためにもなる筈だと信じるものの、後戻りのできない状況に追い込まれていくテイトウ。
恋人の安否を確かめ、無事なら共に穏やかに暮らしたい・・・。
ただそれだけだったのに――。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

不法労働者の厳しい現実。

歓楽街・歌舞伎町に深く関わるヤクザと、同胞である筈の華僑の存在。

抑圧された者たちが、力を持つ事により心さえ変貌していく姿。




とにかく全編に重い空気が流れます。
暴力シーン(決してアクションシーンではありません)が多くあるため、新年早々中国での上映禁止が決定しました(香港では上映)。
日本でもジャッキー作品初の「R-15指定」を食らっています。
「仕方がないので中国市場はあきらめて、欧米、日本市場で勝負したい。」(ジャッキー談)

はっきり言って爽快感のある作品ではありませんが、大きく破綻した部分もありません。
個人的には、テイトウに何かと親身になる竹中直人演じる北野刑事。彼の行動がイマイチ理解できないところに、引っ掛かりましたが。。(ストーリーに大きく関わる人物です)。

ロケの大半を日本で行い、'90年代の新宿の景色に近い(らしい?)神戸でもかなりのロケを敢行したそうです。

この四月で55歳(!)になったジャッキー。
「いつまでもアクション演技をし続けるのは不可能だし、実際若い頃のようにはもう動けていない。」
「僕の人生は映画しかない。これからも関わっていくには、脱アクションにも挑戦しなくてはいけない。」


若い頃から「シルベスター・スタローンが好き」と言っていたジャッキー。
あんな大根役者を尊敬しているせいか(笑)、どれだけ大作を撮っても、決して“演技派”などと呼ばれる事はありませんでしたあせあせ(飛び散る汗)

『ファースト・ミッション』('85/香港)や『奇蹟/ミラクル』('89/香港)、『香港国際警察』('2004/香港)などは、少々演技力の必要な役柄でしたが(特に『奇蹟』は面白いですよ!興行的にはあまり良くなかったのが不思議・・・)、世間的にはアクション以外の評価はされなかった俳優と言えるでしょう。

しかしこの作品では、“そこを評価してくれexclamation×2”という、ジャッキーファンからしたら、非常にチャレンジングな作品なのです。


どうか皆様。

大ヒットでなくてもいいので(;^_^A、本人はもちろん、その周りの背広の方々(配給会社など)が『手応え』を感じる結果を得られるよう、

「久しぶりにジャッキー・チェンを観てみるか」
      ↑↑↑
ほとんどの人はこれでしょう(ToT)

と、劇場に足を運んでいただきたい。

でないと、今後また老体にムチ打ってアクションを撮らねばならない状況になるのですたらーっ(汗)たらーっ(汗)たらーっ(汗)
と言いながら、来月からは米国で『ビッグソルジャー』というアクションを撮るらしいですが(^^)。

日本で上映されるジャッキー作品には珍しく(?)、彼らは北京語(だと思う)を話します(香港人の日常語は広東語)。
これは中国本土からの入国者という、設定からだと思います。

回想シーンでジャッキーによく似た青年が少しだけ出てきますが、息子のジェイシー・チャンではないようです(まさかアレ、ジャッキー本人じゃないよねexclamation&question)。

先日「中国人はやはり管理される必要がある」という発言で、ちょっとした騒ぎになっているジャッキー(元来台湾への言及など、日本人が彼に抱くイメージとは大きく異なる“問題発言の人”らしい)。
クリント・イーストウッドのように、70歳を超えてもバリバリの映画人でいてほしいです。


2009年5月1日(金)公開
新宿インシデント』(2009/香港)(原題:新宿事件)
監督・脚本:イー・シントン
脚本:チュン・ティンナム
出演:ジャッキー・チェン
   竹中直人 ダニエル・ウー シュー・ジンレイ
   加藤雅也 ファン・ビンビン 峰岸徹


−香港での劇場予告編−


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コメント
ショックからは立ち直れていますか?
どうしているのかと思っていました
くさなぎは容疑者で稲垣はメンバー、なぜ?(笑)
どんだけ飲んでん、くさなぎよ;;

ジャッキーチェンはほとんど見たことがないのですが(というより映画をあまり見ない)おもしろそうですね
恋人を探したかった、平穏をつかみたかったそれだけなのに・・・という切なさですね;;
ああ、大遊技場歌舞伎町

かんさいや | 2009/04/25 4:20 AM

>>店主さま

お久しぶりでございます。
暖かいお言葉ありがとうございます。
2月22日に3月いっぱいでの番組終了が宣言されてから(それすら実現されませんでしたが)、
無期限謹慎までの怒涛の流れは、たかが一タレントの事なのにも関わらず、
それなりにショックではありました。
今は早期復帰を願うばかりです。

ところで先日(火曜日)にメール致しましたが、届いていませんか?
どこに行ったのだろう・・・?(^^;

ジャッキー・チェンは、今から遡ること28年前・・・28年前!?(自分でびっくり!)、
テレビで偶然『ドランクモンキー酔拳』を観て以来、相当数の彼の作品を観続けています。
さすがにここ数年の作品は、結構見逃しちゃっていますが・・・。

当時の多くの青少年にとって、彼のコミカルで且つアクロバティックな動きは、憧れの的であった事でしょう。
またあの頃は、ビデオデッキこそ普及し始めていましたが、街にはレンタルビデオ店が少なく(まだ「レンタルレコード店」ばかりだった)、あっても高価な金額だったし、
それにインターネットも無かったので、特番や特集本などで、必死に彼の情報を集めたものです(笑)。
そう。今では考えられませんが、新作が来る度に、ゴールデンタイムにジャッキー・チェン特番が組まれていたんですよー。
吹き替え声優の石丸博也も、元気バリバリのハマリ役だったなあ。

店主さまは映画をあまりご覧にならない?
僕もこの10年以上は、平均年に1本観るか観ないかになっちゃいました(レンタルも含んで)。
最近は映画雑誌も買わなくなって(『プレミア』という本を愛読していました)、映画情報そのものにも疎くなってしまいましたよ。


Gen◇◆ | 2009/04/25 11:59 AM

ジャッキー・チェンが、香港や台湾が管理された方がいいといったのはこの映画を中国に売り込むための作戦だったのでしょう。
政治的な意味はなかったようですね。

イメージを落としてまで中国にヨイショしたのに
中国で上映禁止とはお気の毒です。(爆)

このブログであらすじはわかったので映画見に行かなくても来年当たりにテレビの洋画劇場に出てくるのを待つことにしましょう。(笑)

miltuchan | 2009/04/25 1:21 PM

>>miltuchanさま

>この映画を中国に売り込むための作戦だったのでしょう。

ええっ?そんな話が出てるんですか?
それは知らなかったです。
でもそれが本当なら・・・・意図が分からない発言ですね。

本作品はあくまでも、国外にいる中国人(特に不法滞在者をさしていると思われます)の現状のひとつを描いており、国内に対する評論は全くと言っていいほど描かれていないからです。

友人がタイで不法労働をしていて、クスリの運び屋などで利用されるだけされて、最期はスケープゴートとして終身刑を受けた事実なども、出演の決断になっているそうです。

まあ作品の内容はともかく、ニュースになった彼の発言が「中国ヨイショ」とは、僕にはちょっと分からないところです。

>このブログであらすじはわかったので

う〜ん・・・(^^;、
確かに一言で言えば、『不法労働者の外国での厳しい生活を描いている作品』で済んでしまうので、
あらすじを書いたと言えば書いた事になるんでしょうけど。。。

困ったな(笑)。

記事にも書きましたが、爽快感が残る映画じゃないですし、こう・・・強くオススメする作品ではないのですが、
あまり興味をひかれなかったのは、まだまだ僕に文章力が無いという事でしょう(ToT)

でも言える事は、浜村先生(浜村淳)のように『エンドロール以外を全てしゃべっちゃってる』ワケではないですからね(^^)

Gen◇◆ | 2009/04/25 1:54 PM

あらら
お教えしたメールアドレスに別件で不具合もあるのでもしなんでしたらサイトのメルアドにコピペで再送お願いできないでしょうか?
こないだそういうわけで友達と数ヶ月連絡が取れなかったのでした

かんさいや | 2009/04/25 10:43 PM

>>店主さま

わざわざご連絡すみません。
ただいま送信致しました。何かまるで伝言板ですね(笑)。

XYZ

新宿駅にももう伝言板は無いそうですね。。。

Gen◇◆ | 2009/04/26 12:09 AM
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posted by Gen◇◆ at 02:45| Comment(0) | カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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